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災害は広域対応を

20170623警報級の可能性記録的豪雨に見舞われている九州では、今なお雨が降り続いています。
福岡、大分、熊本3県で20万世帯近い避難指示が出ています。しかし、これは他人事ではありません。
私は、先の6月議会で次のような質問をしました。
『次に、視点を変えて、千葉県の外から見た防災対策についてお伺いいたします。
隣接する東京都は広範囲なゼロメートル地帯を抱えています。そして、ゼロメートル地帯では365日24時間、休みなくポンプを回して水を汲みだしています。(略)特に水害に際しては、葛飾区では何かあれば松戸市へ、江戸川区では市川市へと区民に避難の呼びかけを行っており、事実、市川市と江戸川区との間では国府台の台地に江戸川区民が避難する協定を結んでいると伺っております。
このように、仮にも東京都民の方々が相当数、本県に避難してきた場合、本県はどのような対応を考えているのでしょうか。』
かつて、松戸市民の半数に避難勧告が出たことがありました。しかし、20万もの人を収容する避難施設などあろうはずがありません。
しかも、松戸に避難勧告が出ているということは、当然、隣接する東京都側にもでているはずなのです。すると、北総台地まで含めた広域で対処するしかありません。
こうした問題はまだ計画すらないのが現実です。まずそこから手を付けなければならないというのが質問の趣旨なのです。