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安全でおいしい水を

ホルムアルデヒド汚染対策1月3日午前1時ごろ、埼玉県本庄市の化学品製造工場においてタンク洗浄作業をしていたお二人が亡くなりました。
心からお悔やみ申し上げますとともに、有毒ガスを吸い込み治療を受けている別のお二人が一日も早くご回復されることをお祈り申し上げます。
実は、千葉県は首都圏各県などとともに昨年8月に当該企業に賠償請求をしています。記憶に残っているかと思いますが、2012年5月の江戸川汚染による断水問題です。
請求額は、千葉県が約4110万円、松戸市が関係している北千葉広域水道企業団が約4369万円です。
裁判は現在も係争中ですから、請求権の乱用であり当該企業に責任は全くないのかもしれません。
しかし、大きな事故というのは、それまで見過ごされてきた、小さな事故とさえ言えない出来事の集積があって起こるものと言われます。
今回の死亡事故を徹底検証し、事故を断ち切る対策を願うものです。
また、私たちも他山の石として、千葉県民の皆様が平穏で安全安心の1年にしてまいりたいと思います。
(当時の坂本副知事への安全な水道水確保の申し入れの写真です)

新年あけましておめでとうございます。

冬富士2016年 新春おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、本年の新聞各紙を見ましても「地方自治」に関する話題の乏しさに驚かされます。国が打ち出した中央官庁の地方移転もどこへ行ってしまったかとの感があります。
そもそも移転には莫大なコストがかかります。それを補って余りあるメリットがなければ単なる浪費です。ましてや「中央省庁を地方へ」という声が全国各地から澎湃と湧き上がってこなければ実現するはずがありません。
実は、私は現実的な真の移転メリットは、単なる地方の活性化などではなく、首都直下地震など確実に東京を襲う災害対策だと考えています。
つまり、行政機能の移転という一極集中の是正こそ、わが国が生き残りをかけた一大戦略だということです。
オリンピック、パラリンピックを見据えながらも、国全体としての長期戦略を真剣に議論する2016年に、と私は思うのです。