日別アーカイブ: 2015年1月17日

阪神淡路大震災から20年

1月17日、阪神淡路大震災からちょうど20年目を迎えました。犠牲になられた方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
近代都市が直下型地震の直撃を受けたことから、都市災害を考えるうえで多くの教訓を残しました。
たとえば、発生時刻の午前5時46分には、すでに公設卸売市場に多くの人が働いていました。その人たちがどういう行動をとったのかも教訓の一つです。
市場は大きな被害は免れました。しかし、市場の周辺地域では倒壊家屋の中に取り残された人たちが大勢いました。
市場の人たちは地震に遭遇して、まず家族の安否確認をします。ところが電話がつながりませんので自宅へ戻ったのです。
災害時に家族の安否確認をするのは当然のことでしょう。もし、このとき家族と連絡が取れていれば市場周辺の救助活動ができていたはずなのです。
災害時には電話不通が当たり前と考えるのではなく、災害時でもつながることが大事なのです。
切迫性の高まっている南海トラフ地震や首都直下地震に対応できる通信インフラの増強整備を強く求めてまいりたいと思います。