日別アーカイブ: 2014年3月27日

国民が信頼するに足る政治家とは

みんなの党・渡辺喜美代表が借り入れた8億円が、選挙資金だったのか生活資金だったのかが問題となっています。
このことで思い出したことがあります。誰から聞いたのか、あるいは読んだのかは忘れましたが、ライオン宰相・浜口雄幸の50回忌法要でのお嬢さんの挨拶です。
ピストルで撃たれた浜口雄幸は、何度も手術をし病状も一進一退だったと言います。
そのとき国会では、野党が総理の出席を求め、与党も浜口が国会に出席することを約束していました。
そこで浜口は、何としても国会に出なければならないと、お嬢さんに母親と医師の説得を頼んだのだそうです。
浜口は体力の衰えで靴を履くと歩くことができず、黒く染めた布を足に巻いて靴に見立てて支えられながら国会へ出たのだそうです。
その時の浜口の言葉は「国会で総理が出席すると言ったということは、国民と約束したこと。もし総理が国民との約束を破るようなことがあれば、国民は一体何を信じて生きていけばよいのか。」だったという挨拶でした。
浜口雄幸50回忌法要に参加した政治家は二人。鈴木善幸首相と渡辺美智雄蔵相です。
この浜口の話を喜美氏は父親から聞いたことがあったろうかと思った次第です。