日別アーカイブ: 2010年3月6日

いよいよとうとうD列車(第350回)

3月5日、6日の朝刊各紙千葉版は「いすみ鉄道が鉄道運転士を目指す社会人を募集」したことを報じた。
この記事を見ての私の感想が表題の通り「いよいよとうとうだなあ」というものだった。
本ホームページの「ふじいの本・モノ日記」のコーナーは、私と本やモノにかかわる話をつづるページなのだが、本年1月9日に阿川大樹氏の「D列車でいこう」(徳間書店) という本を読んだ。
これは、まさに「いすみ鉄道」のような地方鉄道を再生するストーリーの小説である。
私自身、いすみ鉄道再生のアイデアがあればという思いで本書を読んだ。
非常に面白い本で筆者の才能を感じた。
そして、「D列車でいこう」の中のアイデアの一つが「鉄道運転手募集」なのである。
小説はサクセスストーリーなのではあるが、企業はゴーイングコンサーンが基本であり、一時的な成功ではうまくいかない。
いすみ鉄道もD列車のように見事な再生を果たして欲しいと願うものである。