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「超救助犬リープ」を読んで

救助犬リープ5月2日に流山市で災害救助犬のデモンストレーションがあり、そこで紹介されていた『超救助犬リープ』(石黒久人著)という本を購読させていただきました。
感動的な内容もさることながら、あとがきに紹介されていた救助犬訓練士協会の山田道雄理事長のメールが心に残りました。
『苦心をして育てた優秀な災害救助犬を、いくらたくさん持っていても、現場に投入するタイミングが遅かったり、現場が犬の捜索に適していなかったりすれば、生存者の発見は難しいのです』『平素から、県や市とか消防・警察・自衛隊と訓練を繰り返し行い、救助犬の能力や有効な使い方を理解してもらうことが大切になります』『私たち協会の犬も東日本大震災をはじめ国内・海外を含めて数回出動をしていますが、犬自体による発見はゼロです』
結果はたとえゼロでも、命を救うという崇高な目的に向かって努力する姿勢に心打たれます。私もこうした方々の応援をしてまいりたいと思います。

活断層の評価について

市之瀬断層昨日の朝刊各紙は、地震調査委員会の活断層による地震発生確率を一斉に報じました。特に、読売新聞は一面トップの扱いでした。
私が注目したのは、やはり『鴨川低地断層帯』の評価です。そもそも活断層かどうかも意見の分かれるところですが、千葉日報によれば『証拠が乏しいものの、M7.2の地震の発生する可能性がある』のだそうです。
また、調査委の評価から外れたものの、野田地域に活断層の可能性がある地形構造があると指摘された点は気になりました。
活断層型の地震は予測することが極めて困難です。常に備えるという意識が大事です。
これからも防災、減災に最大限の関心を持って取り組んで参ります。
(写真は私が参加した市之瀬断層の巡検です)